Tools
日本語の小説を AI で書くための道具
小説専用 AI・Claude の skills・日本語の小説向けモデルの現状と、文章の質を上げる手段 (見本・推敲の別呼び出し・設定資料の分離)
日本語の小説の文章は、汎用の大型モデル (Claude・GPT・Gemini) が最も強い。質を上げる手段は道具の追加より、渡し方 (見本・推敲の別呼び出し・資料の整理) の方が効く。
道具の種類 (2026-10 時点)
| 種類 | 例 | 日本語の文章 |
|---|---|---|
| 汎用の対話 AI | Claude、GPT 系、Gemini | 最も強い |
| 日本語の小説専用サービス | AIのべりすと (2021-07 公開、68.7 億パラメータ) | 汎用の大型モデルより弱い |
| 海外の執筆支援サービス | Sudowrite など | 英語前提 |
| 公開モデル | JFanFic (rinna bilingual-gpt-neox-4b を二次創作で追加学習)、LLM-jp | 4B 級。大型モデルに届かない |
| Claude Code の skills | novel-writer-skills、creative-writing-skills、inkos-multi-agent-novel-writing、chinese-novelist-skill | 手順の枠組み。文章力そのものは上がらない |
- skills と MCP は「手順」と「外部の情報」を足す仕組み。モデルの文章力は変えない
- 中国語・英語向けの skill は多い。日本語の小説向けで定番のものはない
文章の質を上げる手段
- 見本を渡す: 目指す文体の実文 (自分の文章が最も効く) を数段落。禁止事項の列挙より効く
- 書く呼び出しと直す呼び出しを分ける: 下書き → 別の呼び出しで批評 (説明的な文、台詞の口調、繰り返し) → 書き直し。creative-writing-skills と inkos は、この分業 (設計・執筆・検証・推敲) を手順にしたもの
- 設定資料を本文と分ける: 人物の口調と台詞の例、世界観、全体の筋を別の資料にして毎回渡す。会話履歴だけに頼ると、前の台詞をなぞる
- 書き直しは前の案を「使わない案」として渡す: 「直す対象」として渡すと手直しに留まり、似た展開になる。方向 (例: 相手の反応を逆にする) を外から 1 つ与えると、展開が大きく変わる
- 重い場面だけ上位モデル・考える量を増やす: 全編を上位モデルで書くより費用が小さい
関連
最終更新: