Robotics
センサの見通し距離と制御周期 (走りながら動作を完了させる)
障害物に当たる前に機構の動作を終えるために、距離センサがどこまで見えていればよいかを機体速度・機構速度・周期から出す
要点: 必要な見通し距離 は「機構の動作時間に機体が進む距離」+「遅れの間に進む距離」+ 余裕。センサのレンジが に足りなければ機体速度を落とす。
式
機体速度 [m/s]、機構の必要移動量 [m]、機構速度 [m/s]、制御周期 、センサの更新周期 とすると
- : 機構が動き終わるまでに機体が進む距離 (支配項)
- : 検出から指令までの遅れで進む距離。50 Hz 制御 + 30 Hz センサなら ms で、 m/s なら 16 mm
- : 停止余裕と取付誤差 (20〜50 mm)
逆に、センサのレンジ が決まっているときの速度上限:
数字の例
m (段差 150 mm + クリアランス 30 mm)、 s、 m:
| 機構速度 | 機体速度 | 必要な見通し |
|---|---|---|
| 0.1 m/s | 0.1 m/s | 0.22 m |
| 0.1 m/s | 0.3 m/s | 0.59 m |
| 0.2 m/s | 0.3 m/s | 0.32 m |
| 0.2 m/s | 0.5 m/s | 0.51 m |
センサ側の条件
- 1 周期に進む距離 が位置の許容誤差より小さいこと。 m/s、30 Hz なら 10 mm/周期
- 視野角が広いと手前の床や段の上面を拾う。壁 (鉛直面) を測るなら視野角 30° 以下か、2D LiDAR で壁の直線を取る
- 候補: VL53L0X (1.2 m、最短 30 mm、33 Hz)、VL53L1X (4 m、最短 40 mm、50 Hz、FOV 27°)、2D LiDAR (UST-30LC: 30 m、40 Hz、0.25°。距離と壁の向きが同時に出る)
- 動く機構側にセンサを付けると、機構が上がった時点で壁が視野から外れる。見失いを「越えた」の判定に使うなら可、距離を測り続けたいなら機体側に付ける
関連
- /docs/control/jerk-limited-motion
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